確かに今思えば、8月29日のCambio de Pielツアー初日inサンディエゴにも、このバナーが置いてあって写真を一緒に撮ったのでした。Bud Light(バドライト)って書いてあるなぁって思ったのを覚えています。
この記事を読んだらFlor Palidaのプロモーションビデオもチェックしたくなる?あるいはビール飲みたくなる!?というわけで、以下記事の訳文です!
2月8日、ドミニカ共和国 ラ・ロマーナのカサ・デ・カンポで撮影されたマークアンソニー。
仕立てJami Harper、スタイリングBen Goglia、衣裳提供KOHLS
写真 Douglas Friedman c) Billboard.com
マークアンソニーのビールといえば冷たいバドワイザー・ライト(以下略してバドライト)だということは彼と時間を過ごした人なら誰でも知っている。控え室のクーラーに準備されているのがバドライトだ。だからこのビールブランドが13都市15公演のスポンサーとなったことはしっくりくる。このツアーは8月29日にサンディエゴで始まり、10月11日にボストンで終わる。
マークアンソニーとのタイアップはバドワイザーブランドをもつアンハイザー・ブッシュ社の新しい活力あふれる戦略の一環。音楽を使って全国的・地域的にヒスパニック人口に訴えていく戦略だ。
バドライトとマークアンソニーの契約は大手企業とスーパースターが手を取り、汎ラテンマーケットに訴えていくもので、過去のピットブルやヴィセンテ・フェルナンデスとの契約と同じ類のもの。
地域的な活動を経由して国全体をターゲットにしていくとういうのが同社の戦略だろう。
「アーティストたちはニューヨーク、マイアミなどの一定の人口に特化して訴求していけるだろう」と同社に新たにできたポジション「地域多文化マーケティング副社長」のライアン・ガルシアは語る。僕のチームはヒスパニックの顧客や地域のマーケティングに特化した新たな組織です。ヒスパニックはバドライトの売り上げの19%を占めており、比例してお金を落としてくれると考えています。」
例えば、アンソニーとバドライトの契約はCMN(カルデナス・マーケティング・ネットワーク)により総合的に結び付けられたものだ。このシカゴを拠点とするマーケティング会社はアンソニーのコンサートのブッキングも行う。この契約は2015年の初めまで延長されており、コンサートシーン入りのバドライトのテレビスポットCMやニューシングルFlor Palidaのミュージックビデオに製品が映ることなども含まれる。
またmeet-and-greet(訳注:コンサートの舞台裏で本人に会える)や、アルバートソンやクロガーなどの地元スーパー、セブンイレブンなどのコンビニでのプロモーション、製品露出やカスタマー・エクスペリエンスなどの地域的なマーケティング活動も含まれる。
「マークは本当にバドライトを飲むんだ-飛行機の中、バックステージ、ドミニカ共和国の自宅でも。そして彼はツアースポンサーシップの本当の意味を分かる数少ないアーティストです」CMNのイベントマーケティングとビジネスディベロップメント部門の副社長エレナ・ソトマヨールは話す。これこれが多層のおけるパートナーシップの鍵となる。
「巨大なTVスポットCMやキャンペーンなどはしません。その代わりに客層と一緒になって、客層にも参加してもらえるようにしているんです。」
顧客とつながって行動に移してもらうというのがアンハイザー・ブッシュ社の戦略だ。
「音楽という視点から地域的なインパクトを拡大していこうとしているんです。ニューヨークで情報発信力のあるアーティスト、マイアミで顧客に語りかけるアーティスト、特定の客層に訴求するアーティストを起用するんです。」
例えば今月、同社は新たなMontejoブランドのビールを発売した際、ノルテーニョ音楽のアイコン的存在であるLos Tigres del Nolteをスポンサーとして起用、ラジオスポットCMや新しいミュージックビデオで製品を露出するなどのマーケティングを実施している。
「アンハイザー・ブッシュ社は音楽とアーティストを初めから一体となってキャンペーンを張っている」と語るのはユニバーサル・ミュージック・ラテン・エンタテインメント(UMLE)のジェネラル・マネージャーのグスタボ・ロペス。彼はTigresと交渉し2015年のキャンペーンなどを実施している。「偶発的なアーティストではなくて、さまざまなジャンルのさまざまなアーティストとパートナーシップを組むんです。」
この記事は当初、ビルボード誌9月13日号に掲載されたものです。
元記事:Budweiser Double Down on Latin Music
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